みなさんこんにちは!現役外科病棟看護師のおもちナースですっ♪
看護学生さんがなんども口酸っぱくいわれる、「対象理解」!
何のためにするの?と言われて、何で答えますか?
看護学生1年生くらいで、少しずつわかってくるので、2年生はもうお分かりでしょう!
もしわからない人も、ここで少し参考になって看護実習に生かせたらいいなと思います♪
対象理解って何のためにするの?
対象理解は、対象の身体的・心理的・社会的な側面,生活者としての統合的な解釈により対象の全体像を捉えることで、対象への個別的な看護援助や関係性の発展をもたらすものとされています
患者さんが100人いたら100通りのケアがあるように、その患者さんにあったケアを考えていく為に対象理解をして、看護につなげていくのですね。
看護師は少しの間でその人に対するアセスメントをし、対象理解をしていきます。そして、何の情報が必要で、何の情報が足りないのか、考え、また対象理解を深めて看護ケアを行なっていきます。
対象理解ってどうやってするの?
看護学生さんの壁とも言えるでしょう、対象理解は、一筋縄ではいきません。
看護学生さんは、患者さんから情報を得てくることができても、それを整理してアセスメントできるコツを掴むまでに個人差があると私は思います。
なので、できていると感じる同期をみては、
「私はどうしてわからないんだろう」
「どうして私だけ先生や指導者さんに違うって言われるんだろう」
と思い、悩む看護学生さんもいることと思います。
しかし、そんなに悩むことはありません!
指導者や教員からみたら、
できない、考えられないと言っている学生さんも、できているように見える学生さんも、そこまで大きな差はないと思います。
人と比べず、自分ができているのはどこまでか?どこができていないのか?どうすればいいのか?を、具体的に自分と向き合っていくことも必要です。
対象理解のための情報収集をしましょう!
患者さんを知るためには患者さんとのコミュニケーションが必要です。
しかし、ただ雑談してきては、その辺の素人さんと一緒です。
たとえば、「ゴルフが趣味なんだ」と話している患者さんがいたとします。
ここで、ゴルフが好きな人、ということだけで情報を流してしまうのは、もったいないのです。
看護の視点として、「ゴルフが好き」というのは、
①運動好きで活発な印象だが、ゴルフをすることを退院後の楽しみにしているのだほうか。ほかにも退院後の楽しみはあるのか?
②今現在の病気をかかえて、その楽しみはできるのか?できるためにどうしたらいいのか?
③ゴルフは誰としていたのだろう?どんな交友関係があって、どんな価値観を持っているのだろう?
などの視点で考えていき、考えたものから看護につなげていく為に、足りない情報は何か?と、考え続けていくことが大切になると思います。
雑談だと思うことも、雑談とするか看護にするかはあなた次第
先程のゴルフの話意外にも、患者さんはたくさんのことを話してくれます。
話をしなくても、表情や、周りのベッドサイドをみると、
その人らしさが垣間見えることがあり、それを先程のゴルフの話のように、少しの情報を、
想像して、考えて、患者さんに確認していくことで、対象理解につながります。
全てを一気に知るのは難しいですが、慣れてくると、すこし話をしているだけで、看護の視点でのその人の対象理解がぐんぐんできるようになります。
まとめ
いかがでしたか?考えられるようになるまでは時間がかかるかもしれませんし、個人差があります。
焦らず、自分のペースで、少しずつ頑張ってくださいね!
情報収集の仕方など、もっと詳しく書いているブログもありますのでよかったら読んでくださいね。
看護学生さん、応援しています!
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